貧乏で無名の生物学者の前野浩太郎博士が、愛してやまないバッタを倒しにアフリカへ行く(行った)話である。
あまりこの本のことを聞いたことはなかったのだが、ある時期に集中してテレビやSNSなどで見ました。
たまたま紀伊國屋書店に行くことがあり、ふと陳列棚を見てみるとこの本がありました。
「これは買うしかないな」
と購入したのが読むきっかけです。
実際読み始めるととてもコミカルで面白く、前野博士の世界に引き込まれます。
バッタの研究をしすぎてバッタアレルギーになった
サハラ砂漠がフィールドワークのデビュー戦
など序盤からとてもおもしろい。
何よりとても研究熱心で、現地の人の役に立とうと奮闘する様子はとてもすごいです。
彼の本名は前野浩太郎なのですが、この本の著者を見ると前野ウルド浩太郎とウルドという文字が間に入っています。
このウルドが入るところの話はとても感動的なのですが、落ちがしっかりあるのも面白いです。
とにかくすごく読みやすく面白い内容ですので、多くの方に読んでもらいたいですね。