サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 三戸 政和

ホリエモンがメルマガでおすすめしていた本なので読んでみました。

基本的には雇われているよりも、雇う側、資本家になろうと言うことです。

ただ、これはすべてのサラリーマンに当てはまるわけではありません。

著者が対象にしているサラリーマンは、ある程度大きな企業に努めていて、立場がそれなりにある人を対象にしています。

いわゆる一流企業の40代以上の人は当てはまる確率が高いような気がします。

一流企業のサラリーマンは、確かに会社の中だけでみると自分は会社の一部、歯車の一部でしかないかもしれません。

そのような見かたをするのではなく、社会の一員として見ると全く異なることです。

一流企業のサラリーマンである程度の地位があると、そこに部下が付きます。

部下には更に部下がいたり、パートやアルバイトの人がいます。

その先には消費者がいることを考えると、自分を頂点と考えた場合に多くの人達をまとめていることになります。

そこに特化した力をつけるために、会社からたくさんの研修などを受けていることでしょう。

つまり、その自分をトップとし消費者までの集団を見ると会社の歯車というよりは、小さな部門のトップ、そこを切り離せば小さな会社の社長と同じような役割。

しかも、多くの研修を受けてきているので社長としても優秀だろうということです。

確かに、中小企業の社長は親族経営や社長のワンマンで成り立っていることが多いので、最先端の営業やノウハウなどを持っていないことが多いです。

それらを兼ね備えたサラリーマンが中小企業を買い、経営者として手腕を発揮すれば多くの利益を上げることができるかもしれません。

そのような素敵な内容が書かれた本です。

すべてのサラリーマンに当てはまるわけではありませんが、自分の立ち位置や未来を考えるのに読んでおいても良いかと思います。

バッタを倒しにアフリカへ 前野ウルド浩太郎

貧乏で無名の生物学者の前野浩太郎博士が、愛してやまないバッタを倒しにアフリカへ行く(行った)話である。

あまりこの本のことを聞いたことはなかったのだが、ある時期に集中してテレビやSNSなどで見ました。

たまたま紀伊國屋書店に行くことがあり、ふと陳列棚を見てみるとこの本がありました。

「これは買うしかないな」

と購入したのが読むきっかけです。

実際読み始めるととてもコミカルで面白く、前野博士の世界に引き込まれます。

バッタの研究をしすぎてバッタアレルギーになった

サハラ砂漠がフィールドワークのデビュー戦

など序盤からとてもおもしろい。

何よりとても研究熱心で、現地の人の役に立とうと奮闘する様子はとてもすごいです。

彼の本名は前野浩太郎なのですが、この本の著者を見ると前野ウルド浩太郎とウルドという文字が間に入っています。

このウルドが入るところの話はとても感動的なのですが、落ちがしっかりあるのも面白いです。

とにかくすごく読みやすく面白い内容ですので、多くの方に読んでもらいたいですね。

窓ぎわのトットちゃん 黒柳徹子

窓ぎわのトットちゃんは黒柳徹子が小学校時代に過ごしたトモエ学園での生活について書かれています。

今まで徹子の部屋とかで黒柳徹子を見たり、話をしているのを聞いたことはあるのですが、

「なんか髪型が奇抜でよく喋るおばさんだなぁ~」

ぐらいにしか思っていませんでした。

窓ぎわのトットちゃんの本も名前はよく聞くし、何度か読むことができる機会もあったのですが、1度も読んだことがありませんでした。

それほど黒柳徹子に興味もなかったし、そもそも小説などを読むのが苦手でした。

どうしても実用書とかビジネス書、漫画などを読むことが多かったです。

でも、なぜ読もうと思ったのかわかりませんが、ほんの気まぐれで窓ぎわのトットちゃんを読み始めました。

最初は全く面白いと思わなかったのですが、トットちゃんがトモエ学園に入学してからの話がとにかく面白いし興味深い。

1つの話が3~5ページほどで短く区切られているのも読みやすい所です。

戦前、戦争の最中の日本でこのような先進的な教育をしていた小学校があったことにすごく感動しました。

今の時代でこそ、多種多様な教育を選ぶことができますがこの時代には無理だと思います。

トモエ学園があったからこそ、今の黒柳徹子があるんだと思いました。

窓ぎわのトットちゃんを読んでから、黒柳徹子にすごく興味がわきました。

また、時間を見つけて黒柳徹子の本を読んでみたいなと思いました。

ぜひ、一度窓ぎわのトットちゃんを読んでみてください。